節約のための節約に関して

邦人は昔から減少を仁徳としてきました。江戸時代の売り手の覚悟を書いた感じを見ると、質素倹約を奨励しているものが非常に多いだ。また、取り引きだけでなく武士も同じように質素倹約をお薦めしています。もの類財産よりも気持ち財産を求めているのかもしれません。こんな減少を仁徳と考える哲学は現世まで連綿って続いてある。さて、そういった減少ですが、身は減少に二つのデザインがあるとしてます。一つは何か内容があっての減少だ。たとえば、学資をためる結果、旅行に行く結果、貰いものを貰う結果、など何かの内容があってそのために原資を貯めるための減少だ。これはその目的を達成してしまうと、減少をしなくて良いに関してになるでしょう。それに対して、減少のための減少をしているヤツがある。これは減少自体が目的であり、その目的クリアーのための減少なのです。減少そのものがその人の徳義心ということになります。これを否定するヤツもいるかもしれませんが、そうした徳義心は特に悪いことではありません。ですから、人の徳義心に踏み込んです解説はしないようにしましょう。ただ、からきし減少に注意が行き過ぎるって一生があほらしくなります。ほどほどのバランス感覚を保ちましょう。